2017年12月01日
「佐賀玉屋」篠原 圭太さん
(株)佐賀玉屋
営業企画部 営業企画課
課長
篠原 圭太 さん
定番も新商品も進化するお歳暮
ギフト用にも、自分用にも
1年の締めくくりと言えば、やっぱり『佐賀玉屋』さんのお歳暮。毎年、商品数は増え続け、ネット通販でも食品以外のギフトはほぼ、実店舗と同じ商品がそろうように。昨年は1009品目という史上最多の点数を誇ったお歳暮特設ページ。今年はメリハリをつけて930品目と絞り、お客様の期待にお応えする。昨年創業210周年を迎え、"地域に根差した百貨店"への思いを新たにした、おなじみの篠原さんに今年のオススメ商品を伺った。
Q・ついにギフトセンターが始まりましたね。カタログも昨年とは変わってちょっとスッキリしました?
A・よりお客様が見やすいように、レイアウトにメリハリをつけたんです。厳選の末、昨年より約100品目減っていますが、新しい商品もいっぱいありますよ。お歳暮ギフトは百貨店にとって一番大きな、期待がかかる催事です。昨年のシーズンが終わったら、すぐに食品担当は次のギフト企画にとりかかり、コラボ商品に着手したり、新しくトレンドにマッチした商品を探しに出たり…1年がかりでギフトセンターへと準備をしていくんです。
Q・今年、目を引くのは『発見!佐賀の新味』のコーナーですね。
A・タイトルの通り、新しい商品です。お中元から引き続き好評な商品もありますが、私のオススメは『三原食品 温泉豆腐とまぼろしの厚揚セット』。創業50年、鹿島にある「三原豆腐店」で作った温泉豆腐と、豆乳濃度15度の厚揚げと温泉水、ゴマダレをつけたセットです。温泉湯豆腐は佐賀ならではの逸品です。
Q・今年も"自宅で名店鍋"の人気は続きそうですね。
A・そもそも、鍋ギフトが出てきたのはこの2年なんですが、お客様の要望にお応えして、『全国美味めぐり』のコーナーに全国の鍋ギフトを20品出しています。モツ鍋、水炊きをはじめ、海鮮鍋、カニ鍋、すっぽん鍋、石狩鍋…。毎日、日替わりで違う鍋を食べられたらなあ…なんて思っちゃいます。鍋はギフトだけじゃなく、ご自宅用に買われるお客様も多いんですよ。そのほか、『銘店の逸品』コーナーにある、安政三年創業、京都の老舗料亭・下鴨茶寮の『料亭の合鴨なべ』はかなりオススメですよ。
Q・『発見!佐賀の新味』には、佐賀の野菜を加工したオシャレなギフトも多いですね。
A・農家さんが手間ひまかけて大切に育てた野菜を加工品に仕上げたブランドが「Saga story」です。大和にある無添加フレンチレストラン「山カフェレストラン KUREHA」と「Saga story」がコラボ、レストランで使っている人気のドレッシングを詰め合わせた『KUREHAドレッシング』もヘルシーで良いですよ。
Q・定番のお酒の中にも、面白いオリジナルギフトがありますね。
A・来年は明治維新150周年なので、薩長土肥―鹿児島、山口、高知、そして佐賀ではさまざまなプロジェクトが始動し、各地でイベントが開催される予定です。そこで、ギフトでも4エリアの選りすぐりのお酒をセットにした『薩長土肥清酒セット』を用意しました。お酒で楽しむ薩長土肥、いいでしょう?1本300mlなので飲み比べにもピッタリ。長州藩(山口)のお酒は「獺祭(純米大吟醸)」なのでお得感もあります。
Q・お酒で楽しむ"薩長土肥"、いいですね!お酒好きの篠原さん、他にオススメは?
A・やはり『獺祭』ですね。一時期は入手困難と言われていましたが、今では安定供給できるようになりました。今回ギフトでも、『獺祭 純米大吟醸磨き二割三分』を2サイズ用意しています。また、『佐賀玉屋』として外してならないのが、佐賀玉屋限定販売の『初代善蔵』。「窓乃梅酒造」がオリジナルで作った、佐賀玉屋創業者の名をつけたお酒です。
Q・手堅い定番商品も少しずつ進化しているようですね。
A・やはり『佐賀牛コーナー』は盤石ですね。先日、トランプアメリカ大統領が来日した際、晩餐会で出されたお肉が佐賀牛だったんですよ。トランプ大統領は大の肉好きだそうなので、その大切な食事のメインに選ばれたのは光栄です。この機会に佐賀牛も全国区をとびこえて、世界に羽ばたいていってほしいなあと密かに期待しているんですよ。また、ハムやウインナーも充実しています。人気の『唐津くん煙工房』からは『氷零下熟成ハンバーグセット』が新登場。個食の時代ですので、一つひとつパッケージングされたハンバーグは需要が高いんです。またトレンドの熟成肉の技法を取り入れた『豚寝る(トンネル)熟成三昧セット』も新しい商品です。
Q・それではどんどん聞いていきますね。これは外せない!というギフトは?
A・『オリジナルプレミアムギフト』ですね!これは九州・沖縄百貨店10店舗による限定商品なのですが、毎年3種類しか販売しないんです。例えば今年の『銀座コロンバン東京 焼きショコラ セレクション』、『モロゾフ 九州特選チーズケーキセット』は九州以外の百貨店では買えませんし、今年のお歳暮シーズンでしか手に入らない貴重なギフトです。また、『佐賀玉屋』食品部長のイチオシは『銘店の逸品』コーナーの『博多い津み ふくのオイル漬け「コンフ」3点セット』。福岡の銘店「博多い津み」によるふくの万能オイル漬けで、ごはんのお供、酒の肴、和え物やサラダなど活用法の幅が広く、お値段も手ごろなのでどなたにも喜ばれると思いますよ。私は酒の肴ですね(笑)。
Q・左党の篠原さんに聞くのもアレですが…スイーツはいかがですか?
A・私、甘いモノも大好きですよ(笑)。イチオシは新商品『ヨックモック シガールアイスクリーム』です。「ヨックモック」の代表作・シガールとアイスがコラボした画期的な逸品で、これが1本でかなりお腹いっぱいになるんです。あとは、佐賀を代表する菓子メーカー「竹下製菓」の『ギフトファミリーパック』はお子さんに喜ばれるでしょうね。個人的には『おうちでモンブラン』をいただきたいかな~。自分好みのブラックモンブランを思いっきり作りたいです(笑)。
Q・盛りだくさんですね~。お話聞いているだけで食べた気に…(笑)。それでは、この1年の『佐賀玉屋』さんトピックスで〆ていただけますか?
A・よりお得にお買いものを楽しんでいただくよう、ポイントカードをクレジット機能付きに変更しました。ポイントが2倍になり、6回分割払いでも金利はわずか1%なので、スーツやバッグ、宝飾品など高額なお買いものにはかなりオススメのカードです。また、11月からdポイントを導入しました。またGWの屋上遊園地を楽しみにされているお客様も多いのですが、屋内にも遊園地を作りまして!天気の悪い週末には、子どもたちのはしゃぎ声がフロア内に響いて、ここはどこ?と思ってしまうぐらい(笑)、大盛況です。
毎回同じことをお話ししますが、佐賀玉屋は地域に根差した百貨店。子どもからお年寄りまで楽しんでいただく存在であるべく、常に挑戦を続けていきますので、来年もなにとぞよろしくお願いいたします!来年は…維新150周年ですので、薩長土肥にちなんだ物産展なども企画しています。ご期待ください!
よりお買いものがしやすいように、とdポイントを導入。1階のクリスマスツリーにはdポイントのかわいらしいキャラクターが何十個と飾られている!ぜひチェックを
毎年11月末から始まるお歳暮イベント「バラの大ギフトセンター」。土日になると人で溢れる催事会場
『発見!佐賀の新味』には佐賀ならではの特産品を使ったギフトがズラリ。ハム・ソーセージコーナーでは試食ができる
1806年(文化3年)、田中丸善蔵により『佐賀玉屋』の前身「田中丸商店」創業。昭和初期の瓦が残る
1フロア全体に屋内遊園地が登場(1歳以下無料、2歳以上※保護者同伴)!15分につき100円で遊び放題。お得なパック料金も。釣り堀があるのも驚きだ。保護者用のマッサージチェア、雑誌閲覧コーナーもあるので大人も嬉しい
>> 「佐賀玉屋」さんの商品はこちらからご購入いただけます。
取材:森泉敦子