2019年12月04日
「佐賀玉屋」篠原 圭太さん
(株)佐賀玉屋
営業企画部 営業企画課 課長
篠原 圭太さん
お歳暮コーナー絶賛開催中、お急ぎを‼
新味11品など厳選ギフトが新登場
お世話になったあの人に、頑張った自分にギフトを贈るシーズンがやって来た。毎年恒例の『佐賀玉屋』さんのお歳暮インタビュー。1806年(文化3年)、玉屋グループとして創業し、『佐賀玉屋』としては来年の2020年の12月には設立90周年を迎える老舗でありながら、進化を続ける佐賀唯一の百貨店で佐賀のシンボル的な存在だ。一年の総決算である“お歳暮ギフト”。今年は店舗の988品目、『さがファン』では食料品以外の商品、一部のアイテムをのぞく選りすぐりの897品目が勢ぞろい。もはや全国区になった佐賀の食。すでに盛り上がりを見せているギフトについて、おなじみの篠原課長に話を伺ってきた。
Q・ギフト品目は例年と変わらないのですが、年々、お客様の熱気が高まっていますね。
A・やはり、“佐賀の食”がここ数年で全国から注目を浴びている理由があげられますね。ギフトシーズンとしては、どちらの店舗も(専門店、量販店、コンビニなど)購入が早まっている傾向にあります。そこで私たちもより地域のお客様、全国の“さがファン”のお客様がお買い物がしやすい提案をさせていただいています。現在(11月20日現在)では、催事場横のエスカレーター前で、10月下旬よりお歳暮の受付を開始していますが、すでに多くのお客様がいらっしゃっているんですよ。
Q・それでは、お目当ての逸品は早めにチェックして購入した方がいいですね!
A・今年は消費税増税の関係もあり、昨年から価格が増税分上がりましたが全国送料一律506円に統一しています。実店舗のお歳暮コーナーは11月26日(火)から12月23日(月)まで実施、ネットショップ『さがファン』では早くも始まっていて11月1日(火)から12月17日(火)まで実施しています。産地・加工地直送(送料込み)においては店舗では16日(月)まで、『さがファン』では10日(火)までの受付期間になっているので、お目当ての商品がある方はお急ぎください!
また、今年のお中元から早期割引サービスを始めて、大変ご好評をいただいているんですよ。11月30日(金)で終了してしまうんですが…。早割の品数もお中元より増えて、お歳暮は300品目と充実しています。
Q・早くなりましたね!『さがファン』の恒例インタビューも前倒ししないといけませんね(笑)。毎回、新しい提案があるのも楽しみです。
A・そうですね(笑)。実店舗は今から盛り上がりを見せていくんですが、ネットショップ『さがファン』では早めに提案しているので、全国のリピーターさんにとっては好評をいただいています。ここ近年では、他県に行くと「佐賀のものは美味しい」と言っていただくことが良くあるんですよ。今年は選りすぐりの11品のみを集めた『発見!佐賀の新味』というカテゴリーを設けました。
Q・新味の11品とは、まさに選ばれし逸品たちですね。
A・そうなんですよ!昨年からじわじわと話題になっている、『オプティム スマート米』は注目の逸品です!ついに農業にも大きなイノベーションが起きて、私も驚いているところです。『スマート米』は東京が本社で佐賀に本店を置くコンピュータ・ソフトウェアの会社「(株)オプティム」さんが開発されました。『スマート米』はお米の生育管理にAIやドローンを活用しています。そもそも、お米は無農薬栽培が難しいとされているんですが、AIによって病害虫が検知された箇所にのみ、ドローンを使ってピンポイントで農薬を散布した、限りなく無農薬に近い安心&安全なお米です。『スマート米』は九州のブランド米3品種を使用していますが、佐賀のお米は今年10月収穫の「さがびより」の新米。この栽培方法は特許も取得済みです。
Q・『発見!佐賀の新味』には、食品添加物を使わないなど安心・安全にこだわった食品が多いですね。
A・今年から登場した『EBI江口魚 EBIセット』。これも自信を持ってオススメします!
産地直送の逸品なんですが、鮮魚店から独立した、三養基郡上峰町のえびフライ専門店・EBI江口魚さんによるもので、食品添加物、保存料は不使用で、すべて手作り。ふるさと納税でも一番人気で、お子様のいらっしゃる家庭にもピッタリです。また同じく産地直送の『ほんまの卵 自然養鶏有精卵40個入り』。こちらもオススメですよ。脊振山の本間農園さんによる、着色添加物、抗生剤を一切使用していない有精卵です。自然養鶏法により、山の中で太陽の光を浴び、清水を飲んでのびのびと育ったニワトリたちが生んだ卵で、卵ってこんなに美味しいものだったのか!と感動しちゃいました。冷凍で300日持ちます!
Q・なるほど!名前の通りまさに“新味”登場ですね。毎年恒例ですが、オススメの商品を一気に教えてください!
A・3年目になりますが、若手農家さんを中心とするブランド『Saga story』さんの商品に『Saga story ハンバーグ』が追加されました。また産地直送の『九州産黒毛和牛サーロイン・赤身』の生ハム、『SAGAルージュ(赤鶏)と合鴨』の生ハムセットですね。また果物においては、特にみかんが人気が高いですね。残念ながらみかんどころ、太良町のみかんは今夏の大雨による不作で仕入れることができなかったんですが…。有機JAS認定の、農薬・化学肥料を使わず柑橘類を栽培している鹿島市の佐藤農場さんの『佐藤農場 有機栽培みかん』や『JAさがみどり 佐賀マンダリン』がオススメです。九州の方は酸味、甘みのバランスの良い物が好まれますが、関東の方は甘みの強いマンダリンなどのみかんが好まれる傾向にありますね。
Q・お肉そのものは不動の人気だと思いますが、加工品もお手頃価格なのでお客様の評判も高くなってきていますね。
A・最近では、お肉も健康志向で赤身が好まれる傾向にあるんですよ。そのニーズを受けて、今年は伊万里牛に力を入れています。『松尾勝馬牧場 伊万里牛ロースステーキ』、『松尾勝馬牧場 伊万里牛赤身すき焼き』を推しています。また全国区となった“佐賀ん酒”はすっかりおなじみですね。『佐賀ん酒 のみくらべ』シリーズも用意してお待ちしております。佐賀を代表する歴史ある酒蔵・窓之梅酒造さんが『佐賀玉屋』のためにつくった、オリジナル純米大吟醸『初代善蔵』ももちろんオススメです。そのお酒を使った『佐賀玉屋限定辛子明太子』をアテにぜひ、晩酌を楽しんでいただきたいですね。
Q・美食家としても有名な(笑)、篠原さんの個人的にコレだ!という逸品は?
A・鳥栖にある、手延人力うどん本舗・福山製麺所の『(株) 福山 博多パスタ五五 8食』ですね!試食の際、麺だけ食べて驚きました。まるでレストランに出るようなモチモチ麺なんですよ。麺好きな方にぜひ、贈っていただきたいです。若い世代の家庭に喜ばれると思います。厳選した福岡県産小麦(筑紫W2号)と、カナダ産デュラム小麦粉を5:5の割合であわせ、本場イタリアのイタルパスタ社のパスタ機にて幾度もの研究を重ねた麺なんです。だから名前も「五五」。モッチリとした食感と小麦の薫り高さがポイントの生パスタです。
Q・ほんと、佐賀は普段の食も美味しいのにギフトとなると、こだわり抜いた食ばかりで驚きます。
A・全国の有名店スイーツも取り扱っていますよ。ここ2年で人気急上昇の『ヨックモック シガールアイスクリーム』にストロベリーの新味が追加登場しました!アイスなのに周りのクッキーがサクサクで本当に美味しいんですよ。私、甘いモノも大好きなんです(笑)。インスタ映えするような、見た目も華やかなアイス、お菓子も充実していますよ。あと、冬といえばやっぱり鍋ですよね。全国の鍋シリーズも相変わらず好評です。お正月に向けて、おせち料理用の食材も根強い人気で、『JAからつ からつ自然薯』、『佐賀農産 泥付蓮根』は良く出ますね。”見通しが良い”、”ねばり強い”などと言われる縁起の良い食材ですしね。
Q・今回も盛りだくさんな情報、ありがとうございました!ところで、今夏の佐賀豪雨の影響はいかがでしたか?偶然、テレビ番組で篠原さんがインタビューを受けていらっしゃるのを拝見しました。
A・ご心配、ご迷惑をおかけしましたが、今は完全に被災前に戻ることができました!佐賀市内が冠水し、当社も地下、一階が水浸しになって、特に連絡通路はプールのように水が溜まり、床のタイルも剥がれました。私はひざまで水につかりながらなんとか徒歩で4~50分かけて通勤しましたが、8月27日の豪雨初日は20名ほどしか出勤できなかったんです。お昼を過ぎても水が引かず、外から水が入ってこないよう掻き出す作業で必死でした。夕方にはなんとか水を外に出すことができましたが、2日目は商品の廃棄、店内の拭き上げでとにかく大変でした。しかしながらお取引様、従業員の皆のおかげさまで休店2日で営業開始できたんですよ。一致団結して乗り越えることができました。お客様からの励ましの言葉も心強かったですね。予想外の従業員間の連絡網の見直しや緊急時の対応について再確認できました。
Q・今年はいろいろありましたね…。来年は2020年、設立90周年ですし、日本にとってもメモリアルイヤーです。最後に抱負を聞かせてください!
A・昨年、佐賀玉屋公式アプリ、公式LINE@やInstagramを始めたおかげで、子ども向けのイベントに大きな反響がありました。またキャッシュレスサービス(PayPay、LINEペイ・たまちかのみ地下だけ交通系IC)を導入したことで、より多くのお客様に利用していただけるような、お買い物の仕方を提案しています。増税の影響はあるものの、前回の5→8%の時ほどの影響はありませんね。むしろ物産展等は売り上げが上がったので、欲しい物、ここにしかないものを買いに来られるというような動きになってきているんだと思いますし、そこに、佐賀唯一の百貨店という役割と使命を感じますね。
年明けは令和最初の福袋。期待に応えるものを作っています。来年のメモリアルイヤーは今まで支えてくれたお客様に恩返しができるような企画を考えているので楽しみにしていてください!ぜひ、2020年も佐賀玉屋をよろしくお願いします。
1年で一番にぎわいを見せる、ばらの大ギフトセンター。期間中、篠原さんは会場にほぼ張り付きだそうなので、見つけたら声をかけてみては?お得情報を教えてくれるかも…
今年新登場!『発見!佐賀の新味』や今や定番人気となった『佐賀ん酒 のみくらべ』のコーナーも充実
実店舗では試食ができるのが何よりも嬉しい。マネキンさんが優しく、詳しく商品説明してくれる
取材:森泉敦子
2018年12月12日
「佐賀玉屋」篠原 圭太さん
佐賀ん酒とお肉加工品がお歳暮マスト!
全国送料一律497円のアイテムも勢揃い
毎年おなじみ、1年の締めくくりは『佐賀玉屋』さんのお歳暮オススメインタビュー。今年はギフトセンターが始まってから現場に伺い、その臨場感をさがファンスタッフともども味わってきた。今年は店舗に960品目、『さがファン』では食料品以外の商品、一部のアイテムをのぞく918品目がズラリ。今年、明治維新150周年を迎えてさらなる盛り上がりを見せ、全国からの注目も浴びている佐賀の食。百貨店ならではのラインナップと佐賀ならではの逸品を、すっかり玉屋の顔となった篠原課長に教えていただいた。
Q・平日なのに、ギフトセンターは大忙しですね。やはりカタログではなく現物を見るとテンションが上がります!
A・これが土日になると、会場内がごった返すほどたくさんのお客様がご来場されます。もう熱気がスゴいんですよ。今年は全国送料一律497円に統一し、よりお買い物がしやすい提案をさせていただいています。お歳暮コーナーは『佐賀玉屋』実店舗は25日(火)まで、『さがファン』では19日(水)まで。産地・加工地直送宅配便においては店舗では17日(月)まで、ネットショップでは13日(木)までの受付期間なので、お目当ての商品がある方はお急ぎくださいね。
Q・送料が全国一律で497円、しかも税込なのは助かりますね。さて、今年の一押しは?
A・お歳暮ではお肉とお酒が良く出るんですが、今回はなんといっても明治維新150周年でしたので、『薩長土肥銘酒セット』がオススメです。こちらは昨年から問い合わせがあるほどで、長州にいたってはあの獺祭の純米大吟醸をご用意させていただきました。また、今回人気があるのは『佐賀ん酒のみくらべセット』。これは8撰、10撰、15撰と3種類あって、各180mlの小瓶でまさに飲み比べにピッタリのギフトです。蔵元オリジナルのラベルで、瓶がかわいらしいと飲まれた後にとっておかれるお客様も多いんですよ。
Q・佐賀ん酒はすっかり全国区になりましたよね。見た目も壮観で飲み比べも楽しそう!
A・私もこれは欲しいですね(笑)。またお酒では『佐賀玉屋』限定発売、創業者の名をつけた窓の梅酒造さんによる純米大吟醸『初代善蔵』、はマストアイテムです!そしてこのお酒で漬けた『辛子明太子』とセットでお楽しみいただければ、と思います。
Q・“自宅で名店鍋”、昨年から増えていますね。
A・全国の名店を自宅で楽しめるとあって、この『全国美味めぐり』シリーズの鍋コーナーは根強い人気です。ギフトにももちろん、1年頑張ったごほうびに、とご自宅用に購入される方も多く、昨年の20品から24品に増やしてご提案しています。中でも注目は『小樽の小鍋』。こちら鮭うしお汁とつみれ鍋が各2種類、計4個入った“お一人様用鍋”です。こちらも個食時代のニーズに見合ったものになっています。個人的にはインパクトの強さから、福岡の筑豊地方の郷土料理『ホルモン鍋』を試してみたいですね。あとは『三原食品 温泉豆腐とまぼろしの厚揚げセット』、これは外せないです。豆腐においては『ふるさと佐賀の味』コーナーで、『佐嘉平川屋 嬉野温泉名物・温泉湯豆腐』など佐賀県内の有名豆腐店によるギフトをたくさん用意していますので、そちらもご注目ください。
Q・あとは鉄板のお肉でしょうか…?
A・今年はお肉そのものよりも、ハムやソーセージなどの加工品を推していきたいですね。昨年から大きな話題となっているのは、『百姓屋 無添加!山ん鶏詰合せ』。佐賀県産若鶏(無薬鶏)を使用した、完全無添加のスモークチキンとローストチキン、ソーセージです。こちらは「おもてなしセレクション2018」で金賞を受賞し、人気急上昇中です。『佐賀玉屋』出身者がつくった定番の『唐津くん煙工房』さんの品々、実は佐賀のメーカーさんとはあまり知られていない、太良町の『山崎ハム』さんの品々は店頭で試食もできますので、ぜひ味わってみてください!加工品はリピーターさんが毎年同じ商品をご購入されることが多いのですが、さまざまな味を楽しんでいただきたいですね。リピーターさんに根強く支持されているのが『田嶋ハム職人厳選セット』。商品名通り、田嶋さんは本当に職人然とした方で、ギフト商品も2アイテムのみとなっています。本場ドイツの食肉コンテストゴールドメダリスト受賞の田嶋さん自らがセレクトした、貴重なギフトセットです。
Q・昨年から登場した、若手農家さんを中心とするブランド『Saga story』さんの商品はいかがですか?
A・こちらはお中元ギフトも大好評でした。農家さんが手間ひまかけて大切に育てた野菜を厳選し、スープやドレッシングなど加工品に仕上げたブランドです。一番人気は100年以上の歴史を持つ、鹿島の漬蔵で旬の野菜をピクルスにして瓶詰めした『佐賀ピクルスセット』ですね。昨年もご紹介しましたが、佐賀を代表する醸造酢メーカーの「サガ・ビネガー」のオリジナル酢、唐津の「一の塩」を使っています。品質はもちろん、オシャレなパッケージも人気を集めています。佐賀の野菜の美味しさがすべての商品にギュッと詰まっていて、夏は果物のコンポートも登場、インスタ映えすると話題にもなっていましたよ。
Q・では、最後にスイーツのオススメを教えてください。
A・佐賀はお菓子どころな上、全国の有名店のスイーツも取り扱っているので、どれもオススメなんですが…私個人のイチオシは『ヨックモック シガールアイスクリーム』です。昨年から登場した商品ですが、もう私、この商品の虜になってしまいました(笑)。普通のシガールも美味しいのに、アイスが詰まっているんですよ。こちらはなかなかお目にかかれない商品なので、この機会にぜひお試しください。また、かつてテレビ番組で「佐賀のパン屋といえば、佐賀玉屋のポンパドウル」と紹介された、ポンパドウルの『ポンパドウルレーズンサンド詰合せ』はお値段も手ごろでオススメです。実はポンパドウルさんは佐賀の会社じゃありませんが(笑)、地元のお客様には大変ご愛顧いただいているので、佐賀を代表するパン屋、と認知されているのかもしれませんね。
Q・今回も盛りだくさん情報、ありがとうございました!今回はぜひ、試食して、買って帰ります。恒例ですが、この1年の『佐賀玉屋』さんトピックスで〆ていただけますか?
A・はい!佐賀玉屋公式アプリ、公式LINE@を始めました。ポイントも貯められますし、お得な情報をどんどん発信しています。『さがファン』でネットショップを開設した当初は「インターネットって何…?」からスタートし、最初の数年間はほとんど開店休業状態でしたが、今はとにかく使えるアイテムをすべて試す、を目標にFacebookもInstagramでも情報を発信しています。いろんな意味で進化していく『佐賀玉屋』を来年もよろしくお願いいたします!
1年で一番にぎわいを見せる、ばらの大ギフトセンター。期間中、篠原さんは会場にほぼ張り付きだそうなので、見つけたら声をかけてみては?お得情報を教えてくれるかも…
実店舗では試食ができるのが何よりも嬉しい。マネキンさんが優しく、詳しく商品説明してくれる。『山崎ハム』さんの商品は、単品で玉ちかでも販売しており、気軽に自分用にも購入できる
ここ数年で、知名度がぐんと上がった“佐賀ん酒”。お正月はさまざまな佐賀ん酒で一献傾けたい
取材:森泉敦子
2017年12月01日
「佐賀玉屋」篠原 圭太さん
(株)佐賀玉屋
営業企画部 営業企画課
課長
篠原 圭太 さん
定番も新商品も進化するお歳暮
ギフト用にも、自分用にも
1年の締めくくりと言えば、やっぱり『佐賀玉屋』さんのお歳暮。毎年、商品数は増え続け、ネット通販でも食品以外のギフトはほぼ、実店舗と同じ商品がそろうように。昨年は1009品目という史上最多の点数を誇ったお歳暮特設ページ。今年はメリハリをつけて930品目と絞り、お客様の期待にお応えする。昨年創業210周年を迎え、"地域に根差した百貨店"への思いを新たにした、おなじみの篠原さんに今年のオススメ商品を伺った。
Q・ついにギフトセンターが始まりましたね。カタログも昨年とは変わってちょっとスッキリしました?
A・よりお客様が見やすいように、レイアウトにメリハリをつけたんです。厳選の末、昨年より約100品目減っていますが、新しい商品もいっぱいありますよ。お歳暮ギフトは百貨店にとって一番大きな、期待がかかる催事です。昨年のシーズンが終わったら、すぐに食品担当は次のギフト企画にとりかかり、コラボ商品に着手したり、新しくトレンドにマッチした商品を探しに出たり…1年がかりでギフトセンターへと準備をしていくんです。
Q・今年、目を引くのは『発見!佐賀の新味』のコーナーですね。
A・タイトルの通り、新しい商品です。お中元から引き続き好評な商品もありますが、私のオススメは『三原食品 温泉豆腐とまぼろしの厚揚セット』。創業50年、鹿島にある「三原豆腐店」で作った温泉豆腐と、豆乳濃度15度の厚揚げと温泉水、ゴマダレをつけたセットです。温泉湯豆腐は佐賀ならではの逸品です。
Q・今年も"自宅で名店鍋"の人気は続きそうですね。
A・そもそも、鍋ギフトが出てきたのはこの2年なんですが、お客様の要望にお応えして、『全国美味めぐり』のコーナーに全国の鍋ギフトを20品出しています。モツ鍋、水炊きをはじめ、海鮮鍋、カニ鍋、すっぽん鍋、石狩鍋…。毎日、日替わりで違う鍋を食べられたらなあ…なんて思っちゃいます。鍋はギフトだけじゃなく、ご自宅用に買われるお客様も多いんですよ。そのほか、『銘店の逸品』コーナーにある、安政三年創業、京都の老舗料亭・下鴨茶寮の『料亭の合鴨なべ』はかなりオススメですよ。
Q・『発見!佐賀の新味』には、佐賀の野菜を加工したオシャレなギフトも多いですね。
A・農家さんが手間ひまかけて大切に育てた野菜を加工品に仕上げたブランドが「Saga story」です。大和にある無添加フレンチレストラン「山カフェレストラン KUREHA」と「Saga story」がコラボ、レストランで使っている人気のドレッシングを詰め合わせた『KUREHAドレッシング』もヘルシーで良いですよ。
Q・定番のお酒の中にも、面白いオリジナルギフトがありますね。
A・来年は明治維新150周年なので、薩長土肥―鹿児島、山口、高知、そして佐賀ではさまざまなプロジェクトが始動し、各地でイベントが開催される予定です。そこで、ギフトでも4エリアの選りすぐりのお酒をセットにした『薩長土肥清酒セット』を用意しました。お酒で楽しむ薩長土肥、いいでしょう?1本300mlなので飲み比べにもピッタリ。長州藩(山口)のお酒は「獺祭(純米大吟醸)」なのでお得感もあります。
Q・お酒で楽しむ"薩長土肥"、いいですね!お酒好きの篠原さん、他にオススメは?
A・やはり『獺祭』ですね。一時期は入手困難と言われていましたが、今では安定供給できるようになりました。今回ギフトでも、『獺祭 純米大吟醸磨き二割三分』を2サイズ用意しています。また、『佐賀玉屋』として外してならないのが、佐賀玉屋限定販売の『初代善蔵』。「窓乃梅酒造」がオリジナルで作った、佐賀玉屋創業者の名をつけたお酒です。
Q・手堅い定番商品も少しずつ進化しているようですね。
A・やはり『佐賀牛コーナー』は盤石ですね。先日、トランプアメリカ大統領が来日した際、晩餐会で出されたお肉が佐賀牛だったんですよ。トランプ大統領は大の肉好きだそうなので、その大切な食事のメインに選ばれたのは光栄です。この機会に佐賀牛も全国区をとびこえて、世界に羽ばたいていってほしいなあと密かに期待しているんですよ。また、ハムやウインナーも充実しています。人気の『唐津くん煙工房』からは『氷零下熟成ハンバーグセット』が新登場。個食の時代ですので、一つひとつパッケージングされたハンバーグは需要が高いんです。またトレンドの熟成肉の技法を取り入れた『豚寝る(トンネル)熟成三昧セット』も新しい商品です。
Q・それではどんどん聞いていきますね。これは外せない!というギフトは?
A・『オリジナルプレミアムギフト』ですね!これは九州・沖縄百貨店10店舗による限定商品なのですが、毎年3種類しか販売しないんです。例えば今年の『銀座コロンバン東京 焼きショコラ セレクション』、『モロゾフ 九州特選チーズケーキセット』は九州以外の百貨店では買えませんし、今年のお歳暮シーズンでしか手に入らない貴重なギフトです。また、『佐賀玉屋』食品部長のイチオシは『銘店の逸品』コーナーの『博多い津み ふくのオイル漬け「コンフ」3点セット』。福岡の銘店「博多い津み」によるふくの万能オイル漬けで、ごはんのお供、酒の肴、和え物やサラダなど活用法の幅が広く、お値段も手ごろなのでどなたにも喜ばれると思いますよ。私は酒の肴ですね(笑)。
Q・左党の篠原さんに聞くのもアレですが…スイーツはいかがですか?
A・私、甘いモノも大好きですよ(笑)。イチオシは新商品『ヨックモック シガールアイスクリーム』です。「ヨックモック」の代表作・シガールとアイスがコラボした画期的な逸品で、これが1本でかなりお腹いっぱいになるんです。あとは、佐賀を代表する菓子メーカー「竹下製菓」の『ギフトファミリーパック』はお子さんに喜ばれるでしょうね。個人的には『おうちでモンブラン』をいただきたいかな~。自分好みのブラックモンブランを思いっきり作りたいです(笑)。
Q・盛りだくさんですね~。お話聞いているだけで食べた気に…(笑)。それでは、この1年の『佐賀玉屋』さんトピックスで〆ていただけますか?
A・よりお得にお買いものを楽しんでいただくよう、ポイントカードをクレジット機能付きに変更しました。ポイントが2倍になり、6回分割払いでも金利はわずか1%なので、スーツやバッグ、宝飾品など高額なお買いものにはかなりオススメのカードです。また、11月からdポイントを導入しました。またGWの屋上遊園地を楽しみにされているお客様も多いのですが、屋内にも遊園地を作りまして!天気の悪い週末には、子どもたちのはしゃぎ声がフロア内に響いて、ここはどこ?と思ってしまうぐらい(笑)、大盛況です。
毎回同じことをお話ししますが、佐賀玉屋は地域に根差した百貨店。子どもからお年寄りまで楽しんでいただく存在であるべく、常に挑戦を続けていきますので、来年もなにとぞよろしくお願いいたします!来年は…維新150周年ですので、薩長土肥にちなんだ物産展なども企画しています。ご期待ください!
よりお買いものがしやすいように、とdポイントを導入。1階のクリスマスツリーにはdポイントのかわいらしいキャラクターが何十個と飾られている!ぜひチェックを
毎年11月末から始まるお歳暮イベント「バラの大ギフトセンター」。土日になると人で溢れる催事会場
『発見!佐賀の新味』には佐賀ならではの特産品を使ったギフトがズラリ。ハム・ソーセージコーナーでは試食ができる
1806年(文化3年)、田中丸善蔵により『佐賀玉屋』の前身「田中丸商店」創業。昭和初期の瓦が残る
1フロア全体に屋内遊園地が登場(1歳以下無料、2歳以上※保護者同伴)!15分につき100円で遊び放題。お得なパック料金も。釣り堀があるのも驚きだ。保護者用のマッサージチェア、雑誌閲覧コーナーもあるので大人も嬉しい
>> 「佐賀玉屋」さんの商品はこちらからご購入いただけます。
取材:森泉敦子